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新たに支援が決定したプロジェクト4件

カタールフレンド基金は2011年の津波の被害にあった地域の支援のためのプロジェクトに引き続き資金援助をしています。カタールフレンド基金では、この先何年も地域の皆さんの大きな支えとなるようなプロジェクトを新たに4つ発表しました。

新規4プロジェクトのうち、子供のための科学施設建設、地域のスポーツ施設修繕・改装、水産物の保管施設の建設の3つのプロジェクトは、総工費約20億円の宮城県・女川町(おながわちょう)の多機能水産加工施設「MASKAR(マスカ―)」の建設を含む、7つのプロジェクトに引き続き、第2弾の公募で決定されました。4つ目の起業家を育成し、支援するプロジェクトは、QFFが選定し、支援が決定しました。

最も被害の大きかった地域ではコミュニティおよび子どもたちへの社会的な福祉支援が、今も重要な課題です。福島県は特に被害が大きく、東京から180km離れた白河市ではスポーツ公園やスタジアムの建設に関するプロジェクトにカタールフレンド基金から資金援助を受けることになっています。

津波の被害の後、白河市の体育館は難を逃れてきた人たちの避難所として使われていました。震災から2年を経た今、東北地方への玄関口である白河市ではカタールフレンド基金により、周辺地域の住民に希望を与え、街を再活性化させる新しいスポーツ施設が年内に完成予定です。白河市市長の提案で始まった、この“しらかわ夢かたーる総合運動公園”は2014年の冬オープンし、白河市と周辺地域の15万人が利用することになります。

二番目の新規プロジェクトは、“カタールフレンド基金ホール”と子供のための科学施設“子ども科学キャンパス”です。このプロジェクトは東北大学が提案したもので、被災地の子供たちの科学分野及びものづくり技術に関する好奇心を刺激する機会を与えるものです。このプロジェクトは、宮城県の小中学生の教育面をサポートし、年間約1万人の子供たちがこの施設を利用して、学習する予定です。このプロジェクトの最終目標は、未来のエンジニアや研究者を育て、東北の地で新しい地域産業を創り出すことです。

三番目の新規プロジェクトは、カタールフレンド基金がこれまで重点的に力を注いできた津波の被害を受けた地域の経済復興のカギとなる水産業支援の案件です。日本国際民間協力会(NICCO)との協力の下、三陸地方の水産業を再活性化する新たなプロジェクトへの支援を決定しました。宮城県気仙沼市唐桑町(からくわちょう)に水産物の保管施設を建設、また、地元の漁師の方々が、マーケティングスキルを身につけるサポートを行います。

震災前は宮城県気仙沼市唐桑町の家庭の約8割は水産業関連の仕事に携わっていました。津波の被害は甚大で、このプロジェクトはこの水産業を再生するために非常に重要な支援です。このプロジェクトは、地元漁師の収入の増加、雇用機会の創出、水産物取引額の向上、そして長期的には町とその周辺地域を再活性化していきます。

一般社団法人IMPACT Foundation Japanとの協力で行われる“カタール・東北・イノベーター・プラットフォーム(QTIP)”は、東北地方の地域再生の推進力となる新規事業の創出に大きな役割を果たす起業家・社内起業家達の育成の場(プラットフォーム)を提供する事業です。このプラットフォーム では、IMPACT Foundation Japanが有するグローバルな起業支援コミュニティとのネットワークを通じて、世界的に活躍する起業家達によるメンタリング、優れた起業プログラムや、試作品製作のための支援ツールの提供、多様な起業家コミュニティとの交流、プロジェクトの実践など、さまざまな起業家支援が行われます。

このプラットフォームの提供の場となる東北センターは、仙台市東部で形成されつつあるクリエイティブ産業クラスター地域に設置される予定です。QTIPは、仙台市の協力のもと、地域のニーズに応えながら、 地元経済を活気づけていくプラットフォームです。今後5年間で直接的には118,865人以上の人々が利益を得ることができると期待されています。

新規4件のプロジェクト決定にあたり、ハーリド・ビン・ムハンマド・アル・アティーヤ・カタール国外務大臣は次のように述べています。
「私たちは、新たに4つのプロジェクトへの支援を発表することができ、光栄に思います。またこの4プロジェクトへの支援を通じて、被災者の皆様の人生設計や未来を創るお手伝いができることを大変嬉しく思います。新規4プロジェクト支援決定のステップは、カタール国の新首長タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー殿下と、前首長のシェイク・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニ殿下の復興への願いを反映させたものです。カタールフレンド基金の事業は私たちカタールと日本の二国間の友好関係を象徴するものであり、私たちはこれからもより多くの被災者の皆様のお役に立つ支援を続けていきたいと考えております。QFFは、近いうちにまた東北地方を訪問し、支援プロジェクトの素晴らしい成功ストーリーを共に分かち合いたいと願っています」。

 

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