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中東のカタール国をご紹介します!

日本の皆様にカタール国について、より深く知っていただくため、今後シリーズでカタールの生活や文化についてご紹介していきます。まず今回のニュースレターでは、カタール料理を取り上げます。

基本的には様々な料理を組み合わせた折衷主義で、イラン、インド、北アフリカといった男性中心社会の国々の影響を受けています。代表的な料理には、フムス、タブーラ、Mashboo(ラム肉を驚くほど柔らかくなるまで煮込み、スパイスとご飯と共に食すもの)、Harees (麦と肉を漬けたものを4,5時間煮込んだもの) Margooga(野菜、パンと一緒に調理した肉)、 Madhrooba(米、野菜と鶏肉が入ったシチュー)などがあります。カタール人は元々船旅をしていた民族だったので、ロブスター、カニ、キングフィッシュ、ブリなどのシーフードも大好物です。食事は必ずハラール(イスラム法で許されたもの)であるものとされ、豚肉を食すのは厳禁です。またデーツ(ナツメヤシ)もカタール人の大好物で、一日のうちいつ食べても良いとされており、おもてなしとしてお客様には必ずナツメヤシをお出しします。

砂漠に暮らしていた遠い祖先の名残で、昔からカタールの人々はカタールの伝統料理を食べるときにはナイフやフォークを使わず、右手の3本から4本の指を使って食べ物をすくって食べます。

カタールのデザートは普通コーヒーと共に頂きます。Khabeesはセモリナ粉、ローズウォーター、カルダモン、サフラン、ナッツ、ナツメヤシを使って作ります。Lugaymatも人気のデザートで、ドーナツに似ています。油で揚げた団子をハチミツで甘く味付けしたものです。またカタール人はGahwa Helwといったコーヒーにちょっと手を加えたものを飲みます。「甘いコーヒー」という意味で、オレンジ、サフラン、カルダモンと砂糖をコーヒーに加えたもので、特別な日に飲みます。

アラビア・コーヒーの作り方

元々コーヒー豆はたき火で煎り、Dallahというコーヒーポットをたき火にかけて入れていました。最近では、レンジで調理し、おしゃれな魔法瓶に移して、来客のために保温しておきます。

水とコーヒー豆のちょうどいい比率は水1カップに対してコーヒー豆大さじ1杯です。もしカルダモンがお好きでしたら、始めはコーヒー3に対してカルダモン1がちょうどいい割合です。後はお好みに合わせて調節してください。カルダモンはコーヒー豆と一緒に挽いてもいいでしょう(一番簡単な方法です)。もしくは最後の方につぶしたカルダモンを加えてもいいですし、カルダモン多めがお好みであれば、両方でもOKです。
カルダモンのほかにクローブを最後に加え、味付けすることもできます。ローズウォーターやサフランで味付けするのもお薦めです。その際は、魔法瓶に加えます。カルダモンとクローブ、もしくはカルダモンとサフランとローズウォーターの組み合わせもまた格別という方もいますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

砂糖と牛乳は絶対に入れませんが、アラビア・コーヒーは必ず何か甘いもの(一般的にはナツメヤシ)と一緒に飲みます。

水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3カップ
アラビア・コーヒー(粗挽き)・・・・・・・・大さじ3杯
カルダモン(挽いたものか、つぶしたもの)大さじ1杯(お好みに応じて)
クローブ・・・・・・・・・・・・・・・・5-6粒(入れなくてもよい)
サフラン・・・・・・・・・・・・・・・・一つまみ(入れなくてもよい)
ローズウォーター・・・・・・・・・・・・小さじ1杯(入れなくてもよい)

作り方

  1. Dallahに水を入れ、沸騰させる。もしDallahがない場合は中くらいのサイズの片手鍋を使う
  2. 沸騰したら、挽いたコーヒー豆を入れる(もしカルダモンも一緒に挽いた場合は、ここで加える)。10分から12分沸騰させる。
  3. お好みにより、つぶしたカルダモンとクローブを加える。一度かきまぜ、さらに5分火にかける。
  4. その間にお湯で魔法瓶を温めておく。コーヒーを入れる前にお湯を捨てるのを忘れずに。
  5. コーヒーポットを火からおろし、ふたをしてコーヒー豆が下にたまるよう1分程度待つ。ここで混ぜてはいけません。
  6. 空の魔法瓶にサフラン一つまみとローズウォーターを入れる。熱いコーヒーを濾しながら魔法瓶に注ぐ。
  7. 全ての味が出るまで5,10分待ってからサーブします。ご賞味ください。

エチケットに関するアドバイス

コップは右手で持ちます。アラブ社会では絶対に左手で物を渡したり、受け取ったりすることはありません。飲み終わったことを示すには、コーヒーのかすをカップの中でぐるっと回して下さい。

レシピーLamb Mashboo

Lamb Mashbooは、ベドウィンが来客のために、捕まえたばかりの羊の肉を使って作っていた伝統的なおもてなし料理です。大皿に盛ってサーブします。

西洋の肉料理とは違い、まず肉を水から煮、それから油とスパイスを使ってこんがりとするまで焼きます。煮汁はご飯を炊くのに使います。食べる前に風味豊かな飾り (Heshew)とトマトソース(Dakkous)をかけます。鶏のMashbooは同様に作りますが、調理時間は短くなります。


基本料理

材料
・ラムのもも肉1本 もしくは ラム肉(骨なし)1kg
・シナモンスティック1本
・クローブ2粒
・さや入りカルダモン 4つ
・玉ねぎ 1ケ(4等分)
・塩
・挽いたカルダモン 小さじ1
・油   1/4カップ
・バスマティ米   3カップ

作り方(4~5人分)
・サフランを一つまみ、1/4カップのお湯に漬ける。
ラムのもも肉もしくは大きな塊肉をよく洗い、なべに入れる。水をひたひたになるまで入れ、スパイスを加える。肉が柔らかくなるまで1時間以上煮る。煮始めてから30分経ったころに塩を加える。肉が柔らかくなったら肉を取り出し、煮汁はこして取っておく。
・肉が煮えている間に米を洗い、15分間冷水に漬けて吸水させ、水をよく切っておく。HeshewとDakkousを準備しておく。
・別鍋で1/4カップの油を熱する。肉にカルダモンの粉をスプーンでふりかけ、こんがりときつね色になるまで油で焼き、取り出しておく。残った油に水切りをした米を加えて炒め、ストックを4カップ入れる。沸騰したら火を弱め、水分が全て吸収されるまで弱火で煮る。ご飯にサフラン水をかけ、肉をのせる。ふたをして15分ほど一番弱い火にかける。浅い皿にご飯を盛り、Heshewと肉をのせる。Dakkousと共にサーブする。

 

 

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