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カタールフレンド基金助成プロジェクト ニュースレター 

1.子どもが主役、MORIUMIUS LUSAIL(モリウミアス ルサイル)での一日
 
QFFの支援で宮城県雄勝町に、築93年の小学校をリノベーションしてできた複合体験施設の「MORIUMIUS LUSAIL(モリウミアス ルサイル)」。豊かな森と目の前に海が広がる素晴らしい環境の雄勝町で、昔からこの土地で営まれている日々の暮らしを実際に体験することができる施設です。ここでの主役は子どもたちで、大人のサポートを得て、森、海、畑をフィールドに何でもチャレンジします。ある日は、地元の川に産卵のために鮭が遡上してきているとのことで、漁師の方々と一緒に朝早く出かけました。お昼頃には、両手に抱えきれないほど大きな鮭を満面の笑みで持ち帰り、早速お腹の卵を取り出すことにチャレンジしました。
 
(釣ったばかりの鮭のお腹から、艶々の卵がこぼれ出ました。)
 
MORIUMIUS LUSAIL(モリウミアス ルサイル)のスタッフの方々は、子どもに主体性を持たせつつも、生きた教材をもとに、包丁の持ち方、魚のさばき方、なぜ鮭は生まれた川に戻ってくるのか?魚や動物の命をいただく意味など、様々な学びを子どもと一緒に作ります。
 
また一日3食の食事も、コミュニケーションを学ぶ大切な時間です。地元の食材の並ぶ食卓を、子どもたち、スタッフ全員で囲んで、楽しい会話とともに食事を楽しみます。時には、海外からのサポートスタッフも加わり、日本語だけでなく、英語も飛び交います。スタッフの中には、この小学校の卒業生も含まれており、自分の育った小学校が、子どもたちの学びの場として生まれ変わり、日本だけでなく世界からも多くの人が集って賑やか、非常に嬉しいと話してくれました。
 
MORIUMIUS LUSAIL(モリウミアス ルサイル)での体験の数々は、記憶の中に深く刻まれ、子どもたちの一生の宝となるでしょう。
 
MORIUMIUS LUSAIL(モリウミアス ルサイル)では、雄勝の豊かな森、海、田畑、屋外調理、住民との交流、ものづくりや英語のプログラムなど、雄勝の自然と人と共に暮らすように滞在する、モリウミアスを満喫する夏休みのプランを受付中です。(こどものみ(小中学生)の参加となります。)詳細は、http://www.moriumius.jp/modelplan/
をご覧ください。
 
(ある日の夕食のメニューは、都会ではあまり見ることがない「どんこ(深海魚の一種)」と新鮮なツブ貝、朝に蛸壺からとってきた蛸でした。)

2.SENDAI for Startups!2016 開催
 
1月24日(日)、東北大学 川内萩ホールにて、仙台市主催の「SENDAI for Startups!2016」が開催されました。前日の夜まで降り続いた雪の影響が心配されましたが、イベント当日は晴天に恵まれ、昨年の参加者を上回る757名の起業の志を持った大勢の方々が一同に集まりました。
QFFの起業家支援プロジェクトであるINTILAQは、会場内にブースを出展し、「INTILAQ東北イノベーションセンター」のPRを行いました。
 
Intilaqのブースでは、料金体系や施設の概要など、具体的な質問をされる起業を予定している方の姿が多く見られました。)
 
仙台市は、全国で起業しやすい町の第2位に選ばれている(*)ことからもわかるように、官民あげて、新しいアイデアを持った方々の起業を積極的に応援しています。今回のイベントも、仙台市主催のもと、一年発起し、起業後、見事成功されたビジネス界の著名人の方々をお招きし、講演やパネルディスカッションを行いました。先輩方の体験に基づくお話は、非常に説得力があり、有意義な1日となりました。(*)出典 平成27年度 中小企業庁都道府県別開業率
会のスピーカーの中には、阪神大震災を経験して、起業した方もいらっしゃり、震災という経験は確かにマイナスの面が多いけれども、人生には限りがあり、やりたいことがあればすぐに取り組むべきだということに気づくきっかけにもなったと話されていました。
東日本大震災を経験した東北だからこそ、新しいパワーを生み出す源泉になれるはずという、その方の言葉に大きな勇気をもらいました。
 
(登壇者全員で記念撮影。どなたも自信に溢れた笑顔が印象的でした。)
 
INTILAQの活動拠点となるINTILAQ東北イノベーションセンターは、2015年12月に完成し、2016年2月1日にオープンしました。同センターが位置する仙台東部の若林区卸町エリアは、地下鉄東西線が開通し、「人・モノ・情報・文化」が行き交う、多くの都市機能を兼ね備えた新しい街として、今後の発展が見込まれている地域です。
 
INTILAQ東北イノベーションセンターでは、グローバルコミュニケーション、デザイン思考など、起業に役立つスキルをトレーニングするビジネス講座、メンタープログラムなどのプログラムを開催しているほか、研修やセミナーなどに利用できるクラスルーム(30~50名収容可能)、会員専用のコワーキングスペースを備え、ソフト・ハードの両面から起業家を支援しています。詳細はhttp://www.intilaq.jp/ をご覧ください。
  
3.カタールサイエンスキャンパスで、さまざまなワークショップを開催!
 
QFFの約2億円による助成金で建設された、カタールサイエンスキャンパスホールでは、子どもたちが科学やものづくりへの興味をもつきっかけとなるような、さまざまなワークショップを毎月開催しています。
 
1月には、日本の正月にはかかせない凧を手作りしました。地元仙台凧の会の皆さまにご協力いただき、江戸時代から仙台に伝わる凧,「するめ」の形をしたその名も「するめ天ばた」を作りました。
 
ワークショップでは、凧の歴史や、凧が空高く飛ぶ原理について学んだ後、一人ずつ凧作りに挑戦しました。よく上がる凧を作るためには左右のバランスが重要ということで,慎重に作業を進め,1時間半ほどで完成しました。完成したあとは皆で、外で凧揚げ大会を実施。個性豊かな凧が青葉山の空に昇っていきました。
 
(自分の好きな絵を描いて、オリジナルの凧を作りました。)
 
翌2月は,実際にヘリコプターをつくっている川崎重工業株式会社の方々を先生に迎え,Myヘリコプターを作りました。
ヘリコプターの『揚力』を生み出すローター作りから始め、羽根にねじれを加えた場合,羽根を翼の形に削った状態でそれぞれ揚力がどのように変わるかの実験観察も行いました。完成したヘリコプターで試験飛行も行い、実験と工作を通じて,本物のヘリコプターにも使われている工夫や技術を楽しく学ぶことができました。
 
(ヘリコプター作りに真剣に取り組む子どもたち)
 
3月は、東北電力の協力のもと「電気のひみつ発見!電気を作ろう」ワークショップを開催しました。
前半では,電気がつくられ,各家庭に運ばれていくまでの道のりを学び、次に手回し発電機で電気をつくる体験を楽しみました。
  
(電気の仕組みに興味津津の様子)
 
4月は、「風に向かって走らせよう!ウィンドカー工作教室」をヤマハ発動機株式会社の協力のもとに開催しました。
合計80人の小学生が、正面からの強い風を受けても前に進む不思議な車作りに熱心に取り組みました。出来上がると長さ3mの風洞実験装置で試走。小さなエンジニア達は、工夫と改良を重ね、トライ&エラーを繰り返し、大人顔負けの6秒台の最高記録をたたき出しました。
 
(最速記録を目指して、小さな工夫と改良を重ねます。)
 
同ホールは、QFFの支援を受け、東北大学工学研究科が実施している、「カタールサイエンスキャンパス」の中核となる施設で、3D プリンターや正面スクリーンと併用し360度投影できるパノラマスクリーン投影システムなどの特別な機器を使って、学校ではできない科学実験教室や世界最先端の研究に触れる機会を数多く提供し、これらの機会を通して、将来の新産業創出を担う技術者、科学者を養成。また地域の大学や企業への訪問を通じて、子どもたちの地域への理解と愛着を深め、地域復興を担う人材を育成することを目的としています。これまでの受益者数は宮城県内の小・中・高生を中心に約10,000人を超えており、今後県外の子どもたちへの活用も促進していく予定です。
 
4 映画「サンマとカタール」公開
 
ゴールデンウィーク最後の土曜日の5月7日から、宮城県女川町の復興の道のりを追ったドキュメンタリー「サンマとカタール」が全国公開に先駆けて、東京・有楽町にて初上映されました。映画の中には、もちろんQFFの支援で建設された、多機能水産加工施設「マスカー」、そして女川町魚市場買受人共同組合の石森洋悦副理事も登場しています。
 
舞台挨拶で壇上に上がった石森氏は、どのような気持ちで震災後マスカー建設に取り組んだか?との質問に、「とにかく前を向くきっかけが欲しかったんですね。本当に何もなかったんです。ひどい状態でした。とにかく前を向いてもう一度やり直すんだと、中途半端なものではなく大きなものを作って夢と希望を与えたかったんですね。そういうきっかけが欲しいときに、カタールフレンド基金に資金援助をしていただき、建設することができました。マスカーが引き金となって、女川の町は大きく動き出したと思っています。」と答えました。
 
また、同じ初日の上映会には、眞子内親王殿下が、お見えになりました。眞子内親王殿下は、東日本大震災の際に、東北にボランティア活動に何度か参加されており、復興への高い関心をお持ちでいらっしゃいます。映画ご鑑賞後は、「皆さんが前向きに生きている姿に力をもらいました。家族や友人にもおすすめしたいです」とおっしゃってくださいました。
 
全国14ヵ所でロードショー予定です。詳細な情報は以下をご覧ください。
http://onagawamovie.com/

 

 

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