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カタールより、QFF視察団が来日

   

1) カタールより、QFF視察団が来日

 

9月上旬、カタールからQFF視察団が来日し、QFFが支援した東北の3つのプロジェクトを

たずねました。石巻の雄勝町では、子どもの教育分野のひとつである複合体験施設「モリ

ウミアス ルサイル」を訪問しました。カタールの一行は豊かな自然に感激し、子ども達が

アーティストと一緒に制作した作品にも非常に関心していました。

 

モリウミアス ルサイルでは現在宿泊棟を増設中で、年内には完成予定です。ご家族連れを

はじめ、今後、より多くの方に自然と共存する雄勝の生活を体験いただけるようになりま

す。

 

続いて、視察団の一行は、宮城県女川町の多機能水産加工施設「マスカー」を訪れまし

た。女川港ではちょうど、大規模な新しい魚市場が完成したばかりで、マスカーを中心に

水産業の町、女川が着実に復興への歩みを進めていることを感じることができました。

 

最後にインティラック東北イノベーションセンターを訪れ、すでにこの施設を活用して起

業された5名の方にお会いし、いろいろなお話を伺いました。

震災後、東北でしか作れないギターの製造販売を始めた方、市民レベルの新しいメディア

を立ち上げられた方、ゴスペルで人々の心を結ぶ活動をされている方と、さまざまな分野

で活躍されているお話を伺い、インティラック東北イノベーションセンターが、新しいこ

とを始めようとされている方々が集まる場として上手く機能していることを実感すること

ができました。

 

モリウミアス ルサイルの油井氏から施設の説明をうけるQFFチーム

 

女川町の須田町長を表敬訪問したQFFメンバー

 

5人の起業家の方にご自身のビジネスについて、プレゼンテーションしていただきまし

 

2)   QFFプレスカンファレンス開催

10月13日(木)東京の外国特派員記者クラブにて、メディアやプロジェクト関係者約50名を

集め、これまでの活動の総決算としてQFFプレスカンファレンスが開催されました。

 

来日したカタール開発基金のアル・クワリ局長は、QFFのプロジェクトが地域にもたらし

た明確な経済効果のみならず、無形でありながらも、同様に非常に重要である、東日本大

震災と津波によって打撃を受けた地域の士気の向上と強いコミュニティの構築に、QFFが

与えた影響についても言及しました。

 

また、政策評価、公共事業評価等を専門分野とする(株)三菱総合研究所の土谷和之主任研

究員より、QFFのインパクト評価のプレゼンテーションが行われ、東北におけるQFFのプ

ロジェクトの経済効果が2016年単年で約120億円、今後10年間にその地域で予想される経

済波及効果は1,800億円と推計されると発表されました。

 

次に東京海洋大学の馬場治教授の宮城県女川町の多機能水産加工と貯蔵施設のマスカー

(MASKAR)と、岩手県釜石市の高付加価値冷凍システムと汚水処理設備を備えた釜石ヒカ

リフーズ(株)が地域に与えたインパクトの研究結果が発表されました。

最後に登壇したImpact Foundation Japan代表理事の齋藤ウィリアム浩幸氏からは、QFFが

東北に与えたインパクトには限りがなく、例えば子どもたちへの教育や起業家支援は、長

い時間をかけて、東北の力になっていくことが語られました。

 

10月13日(木)、日本外国特派員協会にて行われたプレスカンファレンスにて、スピーチを

行った、カタール開発基金カリファ・ビン・ジャシム・アル・クワリ局長

 

(株)三菱総合研究所 土谷和之主任研究員

 

東京海洋大学 馬場治教授

 

齋藤ウィリアム浩幸 Impact Foundation Japan 代表理事

 

3) 「インティラック東北イノベーションセンター」のグランドオープニングセレモニーを

開催

 

プレスカンファレンスの翌日、10月14日(金)には、仙台の起業家支援プロジェクト「

Intilaq(インティラック)」の専用施設「インティラック東北イノベーションセンター」

のグランドオープニングセレモニーが開催されました

 

セレモニーに参列した奥山仙台市長は「仙台市は、震災からの復興の中で、被災地で新た

なビジネスに取り組まれる起業家の力に希望を感じ、こうした挑戦をする皆さんを応援す

るため「日本一起業しやすいまち」をめざし、様々な取り組みを行っております。この

INTILAQ東北イノベーションセンターは、東北で何か新しいことにチャレンジする皆さん

が、様々なことを学び、交流し、刺激し合う拠点であり、とても大切な場所として大いに

期待しております。」と述べました。

 

またカタールフレンド基金を取りまとめるカタール開発基金 (QFFD)のカリファ・ビン・

ジャシム・アル・クワリ局長は、「4年を超えるQFFの活動として、持続可能で、効果的

な12の復興支援プロジェクトを実施し、直接的・間接的に64万人の方々を支援することが

できました。本日オープニングセレモニーを開催したINTILAQ東北イノベーションセン

ターは、日本の将来を担うCEOや社長らを輩出する重要なプロジェクトで、地域を活性化

し、長期的に東北の繁栄に大きく寄与するでしょう。」と述べました。

 

テープカットに臨む参列者の方々

 

カタール開発基金のアル・クワリ局長から記念品を受け取るImpact Foundation Japanの黒

川清理事

 

4)   新規支援プロジェクトの了解覚書を締結

去る10月3日(月)都内ホテルにて、ムハンマド・アブドゥルラフマン・アルサーニ カター

ル国外務大臣臨席のもと、宮城県女川町の須田善明(すだ よしあき)町長と新たに支援を

決定した女川町小中学校移転建設事業の了解覚書を締結しました。

 

この新規支援が決定したプロジェクトは、日本政府の支援も受けており総額60億円のう

ち、10億円をQFFが提供し、町の中心部に小中一貫校を2020年までに建設する計画です。

この新しく建設される学校で、年間約400名の児童・生徒が学ぶことができるほか、約100

名の教師や学校関係者が活躍します。

 

左よりユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使、

ムハンマド・アブドゥルラフマン・アルサーニ カタール国外務大臣、須田善明女川町長

 

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