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未来の科学者を育む、カタールフレンド基金プロジェクト 「カタールサイエンスキャンパスホール」オープン

 東日本大震災の被災地復興支援プロジェクトに資金を援助するカタール国の基金「カタールフレンド 基金(以下、QFF)」(議長:ユセフ・モハメド・ビラール駐日カタール国特命全権大使)の支援により、2月21日(土)に、「カタールサイエンスキャンパスホール」が宮城県仙台市の東北大学工学部内にオープンしました。

同ホールは、東北大学工学研究科・工学部が実施している、子どもたちへ科学やものづくりの興味をもつきっかけを提供するプロジェクト「カタールサイエンスキャンパス」の専用施設で、QFFより約2億円の助成を受けて完成しました。これまでの受益者数は宮城県内の小・中・高生を中心に約10,000を超えています。今後県外の子どもたちへの活用も促進していく予定です。

QFFでは 、被災地の復興には次世代を担う「子どもたちの教育」が非常に重要だと考えており、「漁業」「健康」「起業家支援」と並んで、「子どもたちの教育」を支援分野の一つに挙げています。具体的に同施設では、3D プリンターや正面スクリーンと併用し360度投影できるパノラマスクリーン投影システムなどの特別な機器を使って、学校ではできない科学実験教室や世界最先端の研究に触れる機会を数多く提供し、これらの機会を通して、将来の新産業創出を担う技術者、科学者を養成、また地域の大学や企業への訪問を通じて、子どもたちの地域への理解と愛着を深め、地域復興を担う人材を育成することを目的としています。

セレモニーに参列したカタール国外務大臣 ハリッド・ビン・モハメド・アルアティーヤ閣下は「科学の分野は、その他のどの分野よりも、実際に体験することが大切な分野です。ここカタールサイエンスキャンパスでの学びを通じて、東北の子どもたちを新しい発見やイノベーションへの旅へ誘うことができればと思います。そして将来の日本を担う新しい産業やアイデアの創出にぜひ貢献していただきたいと思います。」と述べました。

また里見進東北大学総長は、「本プロジェクトは、昨年7月より実施され、これまでに参加した小中高生は目標人数であった10,000人を超えており、復興プロジェクトとしての認知度も急速に高まっているのを感じています。これもひとえにカタール国のご支援ならびに関係機関、団体の皆様のご協力の賜物です。」と述べました。あわせてカタールフレンド基金の親善大使を務める別所哲也氏からは、未来の国を担う子どもたちへの教育の大切さについて、スピーチがありました。

【カタールサイエンスキャンパスホール施設概要】
1)所在地 

  • 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6  Tel: 022-795-5047

2)建築概要

  • 延床面積 : 約650㎡
  • 構造・工種 : RC造・内部改修(一部外構整備)
  • 設計: 株式会社NTTファシリティーズ
  • 施工: 鷹嘴建設株式会社

3)主な設備

  • 正面スクリーンと併用し360度投影できるパノラマスクリーン投影システム
  • 音響システム
  • 3Dプリンター
  • 5軸マシニングセンタ
  • 太陽光パネルで発電した電気を利用する植物工場
  • 地中熱を利用した空調システム など

4) 施設の利用方法および予定

  • パノラマスクリーンを活用した講義と実習を組み合わせた、ものづくりに関連した体験型の科学教室体験型教室の例:光通信手作り実験、宝石の研磨加工教室、LED工作教室、AMラジオ組立て教室など
  • 3Dプリンター等を用いた最先端ものづくり教室
  • 教員のリカレント教育を目的とした教育セミナー など

 

 

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